近年クラウドのストレージサービスが種々登場し、無料でもかなりの容量が利用できます。
ここでは無料サービスを利用して、クラウド上にファイルサーバーを構築して、データーバックアップも行う方法について考えてみます。
なおここで述べる方法は、あくまで個人利用で一人ないし家族程度でデーター共有する場合で、事業用などは専用のファイルサーバーを構築することを強くお勧めします。
手順
① 無料のストレージサービスを二つ以上申し込みます。
色々ありますがメジャーなところを上げてみます。
² OneDrive マイクロソフトが提供するサービスで15GBまで無料
² Googleドライブ Googleが提供するサービスで15GBまで無料
² Dropbox Dropbox社が提供するサービスで2GBまで無料
② それぞれのサービスで、専用ソフトをインストールしてドライブを割り当てます。
この作業は使用するパソコンすべてに行う必要があります。
この作業を行った後は、それぞれのパソコンのローカルドライブとそれぞれのサービスのサーバーとの間で随時同期がとられます。
③ 一つまたは複数のドライブ(サービス)をファイルサーバーにします。通常ドキュメントフォルダーなどに保存されているデーターは、それぞれのドライブの下にフォルダーを作成し、整理してデーターを移行します。
同時に、バックアップ用のドライブ(サービス)を決めておきます。
例として以下の構成を考えてみます。
ファイルサーバー Googleドライブ 文書保存・画像保存
Dropbox 友人とのファイル共有
バックアップサーバー OneDrive
④ バックアップの設定
無料のバックアップソフトBunbackup を利用します。
http://homepage3.nifty.com/nagatsuki/bunbackup/index.htm からダウンロードしてインストールします。
使い方は以下のサイトなどを参考にして下さい。
http://homepage3.nifty.com/nagatsuki/bunbackup/introduction/index.htm
お勧めの設定は
スタートアップに登録 パソコンを起動すると自動的にソフトが起動されます。
自動バックアップ 設定により定期的に自動バックアップします。
ミラーリング バックアップ元とバックアップ先を同期させます。
世代管理 うっかり削除したり間違って上書きしたファイルを復
元することが出来ます。
パソコンは何時壊れるかわかりません、またパソコンをメーカーが保証してくれても、データーは誰も保証してくれません。バックアップは必ずとっておきましょう。